毎日鍛え続けなければならない!なぜなら最強を目指すからだ!!
陸上自衛隊に入り、格闘技もやっていた私の頭の中は「根性論」という名の強迫観念が支配していました。
まぁ、私は単なる世間知らずだったわけですね。
ところがダイエットや健康維持目的でジョギングをしている人にも、この強迫観念が存在しているようです。
ジョギングは毎日やるべきた!!と。この強迫観念は決して馬鹿にはできない「力」を持っています。
そのため40代に入ってから体のあちこちに故障が多発!なんてことも。
今回は毎日ジョギングすることの弊害と40代に入ってからのおすすめなジョギング方法をお伝えしますね。
目次
ジョギング毎日は危険!40代は週2日がベスト
40代に限らず、毎日ジョギングをすることはおすすめできません。
なぜなら体には休息が必要だからです。
40代なら週2日のジョギングが効果的。慣れている人であっても週3日くらいが適当といえるでしょう。
理想は週2日のジョギングと週2日(別日)に筋トレ。
効率よく、合理的に鍛える。40代は健康維持のためにも、長くジョギングを継続していくことが重要。これこそがあなたにお伝えしたいことなんですね。
では、毎日ジョギングをおすすめしない理由をみていきましょう。
ジョギング毎日が逆効果の理由3つ
理由①:筋肉の基本は筋トレ、栄養、休息
筋トレをすると筋肉痛になりますよね。
これは負荷を受けた筋肉が一度壊れ(筋損傷という)、損傷から回復しているときに痛みを感じるから。
回復には平均48~72時間かかります。回復した筋肉は、負荷を受ける前よりもちょっとだけ強化されるわけですね。
この回復期間に再び筋損傷を行うことは体にとって良くありません。つまり毎日ジョギングするとは、筋肉を回復させないで痛め続けていることに。これをオーバーワークといいます。
筋肉強化の基本は筋トレ、栄養補給、休息。
あなたのケースに当てはめると、「ジョギング」、「タンパク質多めの食事」、そして「休息をとる」ということ。
このため週2日のジョギングがベストなわけです。
ただ・・・、40代で週2日のジョギングをおすすめするのは、実はもうひとつの理由があるんです。
理由②:関節は弱っていっている!
悲しいことではありますが、現実を受け入れましょう。私がもっとも主張したいテーマのひとつがこれ。
年齢が上がっても筋肉は段階的に鍛えれば発達しますが、関節はそうはいかないんですね。
そして一度痛めるとなかなか治らない!!

関節には無理な負荷をかけない心がけが必要。適度な負荷が週2日のジョギングとなるわけですね。
20代には20代の、30代には30代の、そして40代には40代に適した鍛え方があることを認識しましょう。
合理的な思考法に変えて怪我防止なわけです。
理由③:疲労困憊は免疫力低下
疲れると風邪をひきやすくなるというのは間違っていません。
健康維持のためとはいえ、毎日ジョギングをして疲労が残っていると感じているのなら、それは危険信号ととらえましょう。
「鍛える」とは、体に負荷を与えてぐったりさせること。ぐったりから回復したとき、前の負荷に負けない体になります。
この「ぐったり期間」は免疫もぐったり。そんな状態が毎日続いたと考えたら・・・、ゾッとしますよね。
40代は仕事も忙しい年代。風邪なんてひいてる場合じゃないですよ!
私のオーバーワーク体験記
自衛隊あがりの私にとって「根性論」はまさにバイブルでした。
疲れただと!?!気合が足りねーんだよッッ!!
そんな世界、そんな時代でした。そのため体を痛めた経験は数知れず・・・。そんなわけでして、あなたの参考になればと2つの体験記を紹介しましょう。
①、30代のオーバーワーク
渡英前に自主トレで追い込み過ぎた結果引き起こした痛み。
②、40代のオーバーワーク
椎間板ヘルニアからのリハビリでやらかしたやり過ぎウォーキング。
①、30代のオーバーワーク体験
30代のときイギリスでサバイバル訓練を受けました。ネットで知った訓練コースに申し込んだわけですが、インストラクターは元イギリス軍特殊部隊員だったんですね。
これは元自衛官としてやるしかない!!そんなわけで、渡英する8カ月前から集中自主トレを開始。
メラメラと「根性論」が頭の中を支配していったわけです・・・。
20キロのリュックを背負って山の中を1時間ランニング。しかも毎日! ゲロ吐くまで走ってやらぁ!!、とここまでは良かったんです。

3週間後、踵に鈍痛が!しかも治らない。
完全にオーバーワークであったと悟りました。痛みが消えるのに3ヶ月かかった。涙
②、40代のオーバーワーク
仕事で腰を痛め、椎間板ヘルニアに悪化。ひと月ほど寝たきり状態になりました。
運動習慣のあった私にとってこの「寝たきり」は許せぬ失態! 再びあの「根性論」が頭の中を支配するように。
体が動くようになってからリハビリ開始。週3~4日、かなり速いペースでウォーキングを1時間。
40代だったので多少は関節への配慮をしていましたが、なんせウォーキング。「怪我なんてするわけないじゃん!!」と思ってたんですね。
1ヶ月後、右足の裏、指のつけ根あたりに鈍痛が・・・。
「ウソだろ。ウォーキングだぞ・・・」というのが本音でした。
休むと痛みは消えますが、ウォーキングするとまた痛むの繰り返し。結局、2ヶ月以上ウォーキング中止という結果に。
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以上が私のオーバーワーク体験記となります。 あなたも無理はしないようにしてくださいね。
40代の体、意外ともろくなってますよ。(とくに関節が)
さいごに
ジョギングを毎日やることは体にとって逆効果であることをお伝えしました。
とくに40代ともなれば、毎日走り続けるのは怪我のリスクが大きくなります。
大切なのは怪我をすることなく運動を継続し続けること。そのためにも合理的な思考を持ち、やるときはやる、休むときは休むというメリハリを持つようにしましょう。
いつまでも鍛え続けられる人生を作っていきましょうね。
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